ロードバイクのディスクブレーキモデルを選ぶポイント

いよいよロードバイクのディスクブレーキ装備モデルが本格的に販売されます。

kona flatmount disc brake

MTBでは当たり前になったディスクブレーキがロードバイクではどのようなメリット&デメリットがあり、将来的にも失敗しない選び方を紹介します。

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ディスクブレーキロードのメリット

・抜群の制動力

従来のキャリパーブレーキに比べて、1.5~2倍は効きます。

・高いコントロール性

ブレーキを引いた力とブレーキ力が安定して変化するので、ハードブレーキやコーナリング時の安全性が高いです。

・雨に強い

制動部分が地面から高いので、雨の中でも泥や砂の影響を受けずに一定の制動力を発揮してくれます。

・汚れに強い

リムブレーキは地面の汚れや手の油がつきやすいですが、ディスクブレーキは面積が狭く汚れが付着する可能性が低いです。

・事故に強い

転倒してホイールが曲がってしまったとしても、ディスクブレーキなら走行を続けられる可能性が高いです。リムブレーキだと、ちょっとホイールが曲がるとブレーキが接触して走れなくなります。

・ホイールの固定が簡単

スルーアクスルのメリットになりますが、ホイールとフレームの固定が誰でも簡単に正確に行えます。

・見た目が良い

リムブレーキは当たり面がシルバーですが、ディスクブレーキは塗装できるので、カッコよいホイールが多いです。

・ホイールの寿命が長い

リムを削りながら止めるブレーキに比べて、リムの摩耗を考える必要が無くなります。特にカーボンリムユーザーにとってもメリットは大きいです。

・超軽量ホイールが期待できる

リムが削れることを考慮せずにホイールの設計ができるので、将来的にかなり外周部の軽いホイールが出てくると思われます。

・フレームの高性能化

ブレーキを保持する台座をエンド付近に集約できるので、より乗り心地の良いフレームやエアロ性能の高いフレームが可能になります。

次ページはデメリットについて

ディスクブレーキロードのデメリット

・値段が高い

同じコンポ、フレームでも+2~5万円ぐらいは余計にかかります。

・メンテナンスが難しい

油圧ブレーキの液交換は最低年1回は必要になります。専用工具が無ければできない作業なので、専門店に頼む必要があります。

・メンテナンスコスト

フルード交換1回片側で4000円程度+フルード実費1000円。両方やって1万円必要になります。ランニングコストはキャリパーブレーキに比べて4倍近くかかります。

SRAMディスクブレーキのメンテナンスイメージ

スラム ディスクブレーキ

ディスクブレーキを使う時の注意点

・パッドの摩耗チェックを忘れない

パッドが見えにくいので、時々厚みを目視でチェックしましょう。ライニングが1mm前後になったら交換です。交換を忘れると効かない&ローター交換で大変です。

・汚れをつけない

ブレーキ性能を保つために重要なポイントです。チェーンオイルはもちろん、手の油にも注意しましょう。ローターには一切何も接触させないのが制動力を保つポイントです。もし触ってしまったら、アルコールかブレーキクリーナーで脱脂しましょう。

・輪行時に握らない

ホイールを外した状態でレバーを握ると後でホイールが装着できなくなります。輪行する人は、ピストンの戻し方を店で教えてもらいましょう。マイナスドライバーなどでピストンを押し戻せば修復できます。

・パッド交換時は当たりを出す

パッド交換後、ローターとパッドの接触面を揃える作業が必要になります。いきなり一般道で走るとブレーキが効かなくて大変です。車のいない所でハードブレーキを30回ぐらいやれば接触面が整ってきます。

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2016年からはディスクブレーキロードの時代

ロードバイクのディスクブレーキに関する規格が統一されて、今がまさに買い時です。

今後数年かけて良いホイールやブレーキが出てくると思いますが、規格が合っていればグレードアップも簡単です。

次ページからは現在の規格の状況について説明します。

ディスクブレーキの新規格フラットマウントが登場

今までのロードバイクのディスクブレーキはMTB用の規格であるポストマウントを流用したタイプでした。

今後発売されるフレームにはフラットマウント(FLATMOUNT)と呼ばれる、よりコンパクトでロードバイクに適したマウントが主流になります。

出っ張りが少なく、140mmローター径が主流のロードバイクに最適化したディスクブレーキ固定のための規格です。

シマノ ディスクブレーキ フラットマウント

↑シマノのST-RS505ディスクブレーキセット

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SRAMもフラットマウント対応を決定

3大コンポーネントメーカーである、シマノ、スラム、カンパニョーロの中で、スラムもフラットマウント方式でブレーキを製造することを決定しました。

スラム ディスクブレーキ ロード

これで、ロードバイクのマウント規格はフラットマウントで決定したことになります。

今までは規格があいまいで、せっかく新しいフレームを買ったのに、将来的にコンポの乗せ換えができないという心配がありましたが、これでフレームメーカーも一気に新モデルの発表へ動きます。

もう一つ重要なのがハブの規格

ブレーキキャリパーの固定方式が決まった所で、忘れていけないのがハブの規格です。

既存の9mmクイックリリースタイプとスルーアクスルタイプが混在しているのが現状です。

そして買うべきはスルーアクスルタイプのバイクです。

スペック表では以下のような表記になります。

フロントハブ 15 x 100mm、リアハブ 12 x 142mm thru-axle

15mm径のシャフトが入ったハブと、12mm径のシャフトが入った142mmの長さのハブという意味です。

今まで3mm程度のクイックリリースシャフトの引っ張り力だけでホイールを固定していましたが、スルーアクスルは太いシャフトでフレームにねじ込んで強力に固定します。

スルーアクスルが大事になるには理由があります。

ディスクブレーキはハブに取り付けられたローターを摩擦で止めて、スポークを介してタイヤを減速させる仕組みです。

今まで以上にハブにねじれる力がかかり、確実な固定が必要とされるからです。

ただ、スルーアクスルが採用されるのは油圧式のブレーキを装備したミドルグレード以上のロードバイクがメインです。

ディスクブレーキの制動力が低い機械式では固定力はそこまで必要とされませんし、まだ低価格なパーツが少ないのでコストもかさむため従来からの9mmクイックリリース方式が採用されます。

次ページは油圧と機械式の違いについて

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油圧式を選ぶか機械式か

油圧式ディスクブレーキ:レバーからキャリパーまでの間を油圧ホースでつなぎます。

機械式(メカニカル)ディスクブレーキ:レバーからキャリパーまでをワイヤーでつなぎます。

ハイブリッドタイプ:レバーからキャリパー直前までをワイヤー、キャリパーからブレーキパッドを油圧。

予算が許せば油圧式のディスクブレーキロードバイクを選ぶのが正解です。

コントロール性、最大ブレーキ力の両方とも機械式とは雲泥の差です。

体感的には2倍効きます。

15万円クラスのディスクロード狙うなら、ハイブリッドタイプという選択肢もあります。

そこそこ制動力もあり、価格も安めです。

機械式ディスクブレーキは制動力、コントロール性の両方で既存のキャリパーブレーキと比べてメリットが無いのが現状です。

自転車通勤に使うなら、雨の日でも安定したブレーキができるのは大きなメリットなので低価格帯でもディスクロードはありですが、天候の良い日しか使わないならキャリパーブレーキで十分です。

今後ディスクブレーキに特化した低価格な軽量リムなどが出てくれば、エントリーグレードでもディスクブレーキを選ぶメリットが出てくるかもしれません。

各社フラットマウントタイプのロードバイクを販売開始しています。

CERVELO R3 ディスクブレーキ

サーベロ ロードバイク ディスクブレーキ

SCOTT Solace 10 Disc

solace ディスクブレーキ

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