ロードバイクをゼロから組み立てる時に、必要な知識とプロにしかできない作業を紹介。
フレームからか、7部組みからか
ロードバイクの組み立てにおいて、フレーム+パーツがバラバラの状態と70%のパーツが組み付けられている7部組みと呼ばれる状態の2つがあります。
フレーム組みの組み立て作業
フレームからロードバイクを組み立てるには、まずフレームの最終仕上げが必要になります。
強い負荷がかかるBBとヘッドの面を綺麗にするためのフェイスカットを行います。
この作業はしなくても組めますが、乗っているときしみ音やスムーズな動きを妨げることがあります。
フェイスカットは何十万円もする専用工具が必要なため、一般家庭では作業できません。
実際は7部組の工場ではこの作業は飛ばされているので、やらなくても何とかなります。
フレームの準備ができたら、クランクやフォークなどを組み付けていきます。
今まではヘッドを圧入する専用工具が必要でしたが、インテグラルヘッドセットが主流になったので、それらは使わなくてもよくなりました。
クランク回りの組み付けはBBツールが必要ですが、3000円程度で購入できます。
一通りパーツを組み付けたら、ケーブル類を通して調整をします。
ロードバイクの操作はケーブルを通して行うので、この長さやスムーズな動きを絶妙に設定するのがプロの技です。
7部組みのロードバイク組み立て
7部組のロードバイクは上記の組み付けが既に済んでいます。
そのため、ハンドル、サドル、ホイールを固定すれば、形になります。
ディレーラーやブレーキの調整はされていないので、引っ張り具合をマニュアルを見ながら調整します。
これらの調整は特殊な工具は不要で、しっかりしたマニュアルもあるので初心者でもじっくりと読み込めば可能です。
締め付けトルクは感覚では難しいので、トルクレンチを用意して作業しましょう。
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