ロードバイクを買うときに迷うのがペダルのチョイスです。
ペダルは別売の自転車が多いので、購入時に何かしらのペダルを購入する必要に迫られます。
ホイールやハンドルと違って、とりあえず最初から付属する物で使ってみようというのが出来ないのです。
そんなロードバイク最初のペダル選びを説明します。
ペダルとシューズをつけるかどうか
街で見るロードレーサーの方は派手で硬そうなシューズを履いている人がいますね。
彼らが履いているのはビンディングシューズとペダルのセットです。
シューズの裏に金具がついていて、ペダルと結合するようになっています。
メリットは足を引き上げるときに加速できることです。
普通のペダルではペダルを逆向きに押さないように軽く足を上げる程度しかできませんが、ビンディングペダルではグッと足を上向きに引っ張り上げることで30%程度のスピードアップが実現できます。
速く走りたいなら最も対比用効果の高いカスタムと言えます。
ビンディングシステムのデメリットは?
ビンディングシューズのデメリットは、専用シューズしか選べないということです。
普段履いているスニーカーは使えません。
専用のSPDSLシューズなどはレーシーな形の物が多いので、友人の家に遊びに行くときなどはちょっと大げさすぎるように思います。
あと、ペダリング効率を高めるために硬い曲がりにくいソールが入っているので、歩けないことは無いですが、長時間の歩行には向きません。
ペダルも専用の金具がついているので、普通の靴ではかなり踏みづらいです。
ちょっとコンビニぐらいであれば何とかなりますが、10分スニーカーで走ると嫌になります。
次ページは2大ビンディングシステムの選び方について
ペダルとシューズを結合させるシステムは大きく2種類
歩きやすいMTB用
ビンディングシステムはMTB用とロード用の2つに大きく分かれています。
まずはMTB用の特徴です。
MTB用はシマノ、タイム、クランクブラザーズなどから発売されています。
金具とシューズの形は異なりますが、シューズはどのブランドも共通の規格で作られています。
MTB用なので、自転車を降りて押したり担いだりすることも想定されているので、比較的歩きやすいのが最大のメリットです。
金具がソールの窪みに収まっているので、直接地面に当たることなく使えます。
乗り降りを頻繁にすることを想定して作られているので、金具が2面についています。
ペダルの上下を気にせずにステップインできるので、初心者でも違和感無くスタートできます。
デメリットは?
次に紹介するロード用に比べて、ペダルとシューズが設置する面積が半分なので、踏んだ時のダイレクト感に乏しいです。
ロード用 パワー伝達効率に優れる
ロード用ビンディングペダルは踏み面の広さが唯一最大のメリットです。
MTB用に比べて2倍のコンタクト面を持つので、踏み込んだ時の安定感が違います。
ロードレースに最適化されているので、自転車通勤などでは使いにくいデメリットも多いです。
まずはほとんど歩行できないという点です。
金具がシューズから飛び出ているので、滑りますし、つま先が上がった状態になります。ソールもほとんど曲がりません。
金具を受け止める面が1つしか無いのも信号待ちのストップ&ゴーで困る所です。
慣れた人でもステップインできる場所を探すのは難しいので、再スタートする度にワタワタしてしまいます。
まとめ
ロードバイクで速く走りたいならビンディングペダルは必須のパーツです。
1か月乗ると欲しくなるので、できれば新車の段階で買い揃えましょう。
MTBかロード用かの選択は、自転車通勤ならストップ&ゴーの付け外しを考慮してMTB用。
週末のツーリング用なら踏みやすいロード用がおすすめです。
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